クロシェでフェアアイルができるなんてーFair lady2020 socks


編物で憧れているのは、フェアアイルとアランを棒針で編むこと。アランは着ぶくれてみえるのでややあきらめに近く、もっと若いころに編んでいればよかったが、猛烈な働き方のなか、ニッティング自体まったく視野になかった。


フェアアイルは、糸わたしの調子が悪いと模様がつぶれて巧く出てこなかったりする。そのため自然と模様のでるソックヤーンが世に出た時、思わず飛びついてしまった。けれど途中放棄の経験のあるフェアアイルは捨てがたい、そういう思いでピンタレストを探っていて、ビビッと一目ぼれしたのが、KaterinaのHoliday socksである。クロシェの模様の組み合わせでこんな表現ができるとは・・・まさに目からうろこ。クロシェソックスは、細編みと決め込んでいたので新しい挑戦でもあった。早速フリーPDFをダウンロード、色替えのパターン図もあってとても親切。ヒールの説明の解釈に少しこずったが、動画配信があってこれも一見で氷解。ブラックで編みつけるカフスはとても編みづらくストレスになりそうだったので、早々にバック細編みで仕上げた。


町田のkeitoさんが公開しているソックスのブロッキング用型紙は男性用だが、大足の私にはピッタリで、百均の底板用ブラックパネルをカットしている間に、表参道のamirisuさんで買ったリンス入りの水に浸したあと、タオル押いて日向ぼっこ中を撮影。私に早く履いてほしそうにしている感じでウキウキ気分が最高潮。


少しだけ大き目で、ほとんど履いていることを忘れる軽やかさが魅力で、室内履きのビュルケンもかろうじて入る絶妙なサイズ加減である。コンテンポラリーなニッターの情報環境を集約してできたこの一足は、毎日がHoliday気分になりそうな危険性もはらんである。

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